ささ、4話です
幻影ヲ駆ケル太陽 episodioⅣ『これは絵なのだろうか?』あらすじ
ダエモニアの声を聞くことができると分かったあかりは、自分の答えを見つけるため、戦いに参加することを改めて決意する。一方、永瀧美術大学に通う聖音は、展示会の準備に追われていた。その視線の先には、彼女と正反対の華やかさを持つ夢の姿があった。ある日、夢に自分の絵を侮辱されたと感じた聖音は、夢を嫉ましく思い始める。
基本的に説明回といいますか、タロットの起源、ダエモニアの声が聞こえるあかりに対して他の新人部隊の反応や考え方のまとめの回になります。
また、『意思のあるダエモニア』ケルブレムが実際に動き出します。
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現時点での、あかりの声を聴く能力に対する主要各キャラクターの反応です。
星河せいらの場合
『星』の使い手、星河せいら。
過去の事故により親友を失っており、その復讐としてダエモニアを確実に殲滅するよう意思を固めています。
あかりの能力については、
せいら「どっちでもいい。声を聴いたって無駄。悪魔に声を傾けるなんて、心が弱いだけ」
と、バッサリ切り捨てています。
白金ぎんかの場合
『節制』の使い手、白金ぎんか。
タロット使いとして使命を果たしているのは給料が良いから。と言い、特にダエモニアに対しては主張がありません。
ぎんか「ダエモニアの声を聞けば、分裂の予防もできるんとちゃうか?」
他人とのバランスを取るように考えていきますが、これもぎんかのあり方となって自然にバランスをとる行動をとっています。
月詠るなの場合
『月』の使い手、月詠るな。
るなのキャラ設定として、突然変異体でもありライカンスロープ(狼人間)に変身してしまうことがあり、月詠家から疎まれています。実の両親にも先立たれているため、過去の自分が感じた疎外感をダエモニアにも感じており、「世界に嫌われてしまった人たち」と言い換えています。
4話時点では基本的に殲滅するのは被害を広がるのを防ぐためには仕方がないと思っていますが、あかりの能力を「殲滅する以外の方法があるのかもしれない」と可能性を評価しています。
太陽あかりvs絵の具のダエモニア
ケルブレムの策略により、希望を叶えた聖音は魂を奪われ、絵の具のダエモニアが発現します。
あかりはダエモニアに拒否されながらも、自らの信念を貫こうとします。
ダエモニア「アンタみたいなヤツ、一番ムカツク!人の心に土足で踏み込む!アンタみたいな人間は、影になる人間が我慢していることすら気づかない、アンタはだれも救えない!」
あかり「確かに、声を聴くだけじゃ誰も救えないかもしれない・・・。でも!あの日から決めた!何があっても、どんなことになっても、声を聴くって!!
しかしあかりの行動も虚しく、拒絶されたまま、話は一向に前に進みません。
見かねたせいらが大量の矢を放ち、ダエモニアは倒されてしまいます。
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セフィロ・フィオーレに戻り、先の戦いを振り返るあかり。
「戦いの邪魔になるのなら、せいらの言う通り、聴かない方がいいのかも」と意義を失いかけるあかりに、るなはこう答えます。
るな「私は、声が聴けて良かった。話を聞くだけじゃ、人は救えないかもしれないけれど、でも、聞かなきゃ、何も始まらないんだなって、思った。」
あかりは再び、声を聴き続ける意思を固めます。
※『ダエモニアの声が聞こえる』という能力の価値
この物語はタロット使いとダエモニアという敵に分かれて戦っていますが、
タロット使いが人に感染した悪魔『ダエモニア』を、出現後に殲滅する。という、長きにわたって後手に回っている状況です。
その永久に続く平行線の突破口の可能性が、あかりの特殊能力ということになります。
5話へ続きます。
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